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ユーザビリティとは?ホームページ制作での重要性や改善方法を解説

2022年9月5日

ホームページを制作する際に、ユーザーが見やすく使いやすいかを意味する「ユーザビリティ」はとても重要な要素です。しかし、どうすればユーザビリティを向上させられるかわからないと悩む方も多いと思います。

そこでユーザビリティとは何か、ユーザビリティはなぜ重要なのか、ユーザビリティを改善するための方法について詳しく解説していきます。見やすいホームページを制作したいならば、ぜひ参考にしてください。

ユーザビリティとは?

ユーザビリティとは使いやすさを指す言葉であり、ホームページ制作の場合ではわかりやすく簡単に使えるかどうかという意味で用いられます。

ユーザビリティを向上させれば、使い勝手が良く操作しやすいホームページができます。例えば、ボタンやメニューがわかりやすく選びやすい、予備知識がなくてもスムーズに使えるといったホームページです。

ユーザビリティはホームページを制作する上で非常に重要な要素です。

ユーザビリティと良く似ている用語に、UI、UX、アクセシビリティがありますので、それらの用語の違いについてご説明しましょう。

UX・UIとの違い

UXは「ユーザーエクスペリエンス」の略語であり、製品やサービスを使ったユーザーが得る体験を意味します。例えば、商品紹介のホームページを見てその商品について良くわかったり、ホームページ上の動画を楽しんだりした経験などです。このようなUXを得られるならば、ホームページの人気が高まります。逆に、ホームページを見ても何もわからなかった、特に見るものがなかった場合には、十分なUXを得られないホームページだと判断されてしまいます。

UIは「ユーザーインターフェース」の略語であり、ユーザーから見たサービスや製品の使い勝手・デザイン性などを表します。例えば、どのボタンを押せば先へ進めるかがわかりやすい、ホームページの内容が見やすいなどの点です。逆に、文字が小さく色が薄くて見づらい、ボタンが多すぎてどれを選べば良いかわからない場合には、UIへの配慮が不足しているホームページになっています。

このように、UXとUIはユーザビリティを向上させるために重要な要素なのです。

アクセシビリティとの違い

ITの分野におけるアクセシビリティとは、高齢者や障害を持つ方などによる使いやすさを表します。例えば、視力が弱い方のために文章の読み上げ機能や音声認識機能などがあると、アクセシビリティが高いといえます。

このように、アクセシビリティとユーザビリティは対象となる方が異なります。

ホームページ制作においてなぜユーザビリティが重要なのか?

ホームページ制作においてユーザビリティは非常に重要な要素ですが、それはなぜなのでしょうか?ユーザビリティが低い場合と高い場合では、それぞれどのように異なるのか見てみましょう。

例えば、ある商品を購入できるホームページについて考えてみましょう。

まずユーザビリティが低い場合には、以下のような点が見られます。

<ユーザビリティが低い場合>

  • ・商品の情報が不足していて本当に知りたいことがわからない
  • ・調べたい商品のページにたどり着けない
  • ・商品の購入時に使いたい支払い方法が選べない
  • ・購入手順がわかりづらい

次に、ユーザビリティが高い場合を見てみましょう。

<ユーザビリティが高い場合>

  • ・商品の写真が豊富でわかりやすく、知りたい情報が詳しく記載されている
  • ・画面を選んでいけば商品の情報にたどり着ける、コードや商品名で商品を検索できるなど複数の方法で知りたい商品の詳細ページを見られる
  • ・商品の購入時に使える支払い方法が豊富である
  • ・購入手順の説明ページがある、また、画面を見るだけで購入までスムーズに進める

このようにユーザビリティの違いによって、ホームページの使いやすさやわかりやすさが大きく異なるのです。

ユーザビリティが高いホームページの特徴

ユーザビリティが高いホームページには、以下のような特徴があります。

ユーザーが直感的に操作できる

画面を見ただけで直感的に操作できるホームページは、ユーザビリティが高いといえます。

例えば、画面に「次に進む」ボタンと「元に戻る」または「キャンセルする」ボタン、申し込みや支払いなどを「確定する」ボタンがあるとします。「次に進む」ボタンや「確定」ボタンを右側に配置して、「キャンセル」ボタンは左側に置くと、脳の仕組み上判断しやすくなると言われています。また「キャンセル」ボタンは文字を薄くして、「確定」ボタンは濃い色で大きく表現すると、申し込みや支払いが実際に実行されることがわかりやすくなります。

このようにパッと見ただけでわかりやすくデザインすれば、ユーザーは直感的に操作できるようになります。

ユーザーが迷うことなく情報に到達できる

ユーザーが迷わずに求めている情報に到達するには、画面が見やすく、コンテンツが整理されている必要があります。具体的には、商品やサービスをわかりやすく分類する、検索窓やコンテンツのツリー構造をまとめたページなどを用意するといった方法が有効です。

逆に、情報が正しく分類されずに散らばっている、画面遷移がわかりづらい、画面のフォーマットが統一されていないなどの場合は使いづらいでしょう。

ユーザーが情報を正しく理解できる

ユーザーが情報を正しく理解できるように、少ない文字数でパッと見てわかりやすいように画面を構成する工夫も必要です。

情報を正しく伝えようとするあまり情報量が多くなってしまうケースがありますが、それでは逆にユーザーに伝わりにくくなってしまいます。伝えたい事柄をわかりやすく大きく記載する、図や写真などを多用するなどの工夫をすることをおすすめします。

ユーザビリティを改善するための方法

ユーザビリティを改善するために、具体的にどうすれば良いかご説明します。

①アクセス解析を行う

ホームページをアクセス解析ツールで分析すると、どのページのアクセス数が多いか、どのページでユーザーが離脱しているかなどがわかります。

例えば、商品ページにアクセスしたユーザーが購入ページにアクセスした後に離脱することが多い場合、購入ページに何らかの問題があると考えられます。この場合、購入ページを改善すれば商品ページ経由で商品を購入するユーザーを増やせる可能性があります。

②ユーザビリティテストを行う

ユーザビリティテストとは、実際にホームページを操作してもらって使いやすさや操作性を評価するテストです。ホームページの良くない点を指摘してもらえるので、その評価をもとに改善できます。

ただし、ユーザビリティテストを外注するとコストがかかるので、その点は注意しましょう。

③分析・テスト結果をもとに、デザインやコンテンツを見直す

アクセス解析やユーザビリティテストなどの分析、テスト結果をもとに、定期的にデザインやコンテンツを見直せばホームページのユーザビリティを向上できます。そして、ユーザビリティを見直してからどれだけ効果があったのかをチェックした後、評価することが重要です。

PDCAのサイクルを繰り返せば対策が本当に正しかったのか評価できますので、次につなげられるでしょう。

まとめ

本記事では、ユーザビリティとは何か、ユーザビリティはなぜ重要なのか、ユーザビリティを改善するための方法について詳しく解説しました。ユーザビリティは、ホームページ制作に非常に重要な要素であることがわかっていただけたと思います。しかし、ユーザビリティを向上させるのはとても難しいです。

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