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整体院(整骨院)のリピーターが増えない理由とは?改善策も紹介

2025年2月5日
整体院(整骨院)のリピーターが増えない理由とは?改善策も紹介

整体院や整骨院の経営において、リピーターの獲得は安定した収益を確保するための重要な課題です。

しかし、多くが「なかなかリピーターが増えない」という悩みを抱えており、その背景には、効果の見える化の不足や、顧客とのコミュニケーションギャップなど、いくつかの本質的な課題が存在します。

この記事では、リピーターが増えない原因を顧客心理の観点から深く分析し、具体的な改善策を紹介します。

対策の実践により顧客満足度を高め、継続的な来院につなげましょう。

整体院(整骨院)のリピーターが増えない本質的な原因

整体院(整骨院)のリピーターが増えない本質的な原因

整体院(整骨院)のリピーターが増えない原因として、以下が考えられます。

  • 効果の「見える化」が不足している
  • 顧客とのコミュニケーションギャップが生じている
  • 治療プランが不明確である
  • 価格と価値のミスマッチが生じている

これらの課題は、顧客満足度を下げ、リピート率低下の大きな要因となります。

特に、効果の可視化と、顧客とのコミュニケーション不足は、早急な改善が求められます
それぞれ詳しく解説します。

効果の「見える化」が不足している

整体院や整骨院でリピーターが増えない場合、施術やサービスの効果を顧客にわかりやすく示す取り組みが不足している可能性があります。

施術やサービス前後の状態を数値化したり、写真で記録したりする「見える化」が十分でないと、顧客は自身の症状改善を実感しにくくなり、継続的な通院が難しくなるでしょう。

具体的な数値やビジュアルで示すと、顧客の改善実感を高められます。

顧客とのコミュニケーションギャップが生じている

サービス提供者と顧客の間で適切なコミュニケーションが取れていない状況は、リピーターが増えない大きな要因となります。

コミュニケーションギャップが生じるおもな原因は、以下のとおりです。

  • 施術やサービスの内容や目的の説明が不足している
  • 顧客の症状や要望のヒアリングが不足している
  • カルテ情報がうまく活用できていない

たとえば、「腰痛」という症状一つをとっても、痛みの感じ方や度合い、痛みを感じる具体的な場所は顧客によって異なります。

そのため、整体院や整骨院では、顧客一人ひとりの症状に合わせた丁寧な説明やヒアリングが重要です。

また、整体院や整骨院によっては、前回の施術・サービス内容や経過、顧客の要望などの情報が適切に記録・活用されていないケースも少なくありません。

こういった状況では、毎回同じような説明を繰り返したり、以前の施術・サービスとの関連性が見えにくくなったりしています。

治療プランが不明確である

治療プランが不明確な場合、顧客は「いつまで通えばよいのか」「最終的にどうなるのか」といった不安を抱えたまま治療を受けることになり、以下のような状況に陥りやすくなります

  • 治療の目的や意義が理解できない
  • 通院のモチベーションが維持できない
  • 予算の見通しが立てづらい
  • 治療効果への期待値が不明確になる

結果として、整体院や整骨院をリピートしなくなってしまうでしょう。

価格と価値のミスマッチが生じている

価格と価値が見合っていないと、顧客はリピートのメリットを感じられず、整体院や整骨院に通わなくなってしまう可能性があります。

以下のような状況で、この状態に陥りやすくなるでしょう。

状況例詳細
料金設定が高すぎる・顧客の期待する効果と料金が見合っていない
・保険適用外の自由診療の料金設定が高い
施術・サービス内容の価値が伝わっていない・施術やサービスで得られる効果の説明が不十分
・料金に対する施術メニューの説明が不足している
顧客の予算感との乖離が生じている・月額のコストが顧客の想定以上になっている
・回数券や定期コースの料金設定が高い

ミスマッチが生じている場合、料金体系の見直しや効果の明確な説明、支払い方法の多様化を検討する必要があります。

顧客心理からみる整体院(整骨院)のリピートを妨げる要因

顧客心理からみる整体院(整骨院)のリピートを妨げる要因

顧客心理からみると、改善実感が得られない、治療ゴールが不明確、金銭的な負担感がある、時間的な制約を感じるといった要因が、顧客の「継続して通院したい」という意欲を低下させてしまいます。

それぞれ詳しく解説します。

改善実感が得られにくい

整体院や整骨院での施術やサービスで得られる効果は、すぐには実感しづらいものです。

特に、慢性的な症状の場合、改善までに時間がかかる場合も多く、顧客が「通院の効果が出ているのか」と疑問を感じやすい状況です。

効果が得られないと感じた場合、顧客がリピーターとして通院する可能性は低くなるでしょう。

治療ゴールが不明確

整体院や整骨院を訪れる顧客の多くは、「いつまで通院すればよいのか」という不安を抱えています。

ゴールが見えなければ、リピーターとはなりづらいでしょう。
これは、具体的な治療目標や終了時期が示されていないことが原因です。

金銭的な負担感がある

保険診療が適用外となる整体院や、自由診療のメニューでは、1回あたりの費用が幅広く設定されています。

価格によっては、1カ月に複数回通院する顧客にとって、大きな経済的負担となるでしょう。

特に、症状改善までの期間の見通しがわからない、効果を実感しにくい、予約のたびに追加料金が発生するといった場合に、金銭的な負担を強く感じる可能性があります。

また、料金の内訳が不明確なケースもあり、基本料金に含まれる施術・サービス内容やオプションメニューの必要性、治療に必要な回数と総額などについて疑問を抱く顧客も少なくありません。

時間的な制約を感じる

整体院や整骨院の多くが、平日の日中をメインとした営業となっています。
この時間帯は多くの人が仕事中であり、通院したくても時間が取れない顧客もいるでしょう。

通院のための移動時間の確保が困難、待ち時間が読めない、予約システムが整っていないといった場合には、通院しづらく、面倒さを感じてリピートしなくなってしまう可能性が高まります。

特に会社員の顧客の場合、仕事終わりに通院できる夜間診療へのニーズが高く、時間的な制約が解消されないことがリピート率低下の大きな要因となります。

整体院(整骨院)のリピート率を高めるための改善策

整体院(整骨院)のリピート率を高めるための改善策

整体院や整骨院のリピート率を高めるための改善策には、症状改善の可視化や個別カウンセリングの充実、フォローアップ体制の構築などがあげられます。

施策の組み合わせにより、顧客との信頼関係が深まり、継続的な来院につなげられるでしょう。
それぞれ詳しく解説します。

症状改善を可視化する

顧客自身が改善を実感しやすくなり、治療継続のモチベーションを向上させるためには、症状改善を可視化する取り組みが大切です。

具体的な「見える化」の方法として、以下のような取り組みをおこないましょう。

  • 施術・サービス提供前後の可動域を測定し、数値で記録する
  • 姿勢の写真を撮影し、変化を記録する
  • 痛みの度合いを10段階でチェックする

これらは、必ず顧客と共有することが大切です。

また、定期的な経過観察シートを作成し、症状の変化や日常生活での困りごと、施術やサービスによる改善ポイント、今後の目標設定などを記録すると、より効果的な「見える化」が実現できます。

個別カウンセリングを充実させる

個別カウンセリングは、顧客一人ひとりに寄り添った治療計画を立てられるため、リピーター獲得に有効です。

以下の3段階で実施しましょう。

タイミングカウンセリングの具体例
初回カウンセリング時・顧客の症状や不調の具体的な状況を丁寧にヒアリングする
・仕事内容や生活習慣など、背景となる情報も収集する
・顧客が求める改善目標を明確化する
施術、サービス提供中・力加減の確認を定期的におこなう
・痛みの変化や身体の反応を都度確認する
・症状改善に向けたアドバイスを実施する
施術、サービス提供後・その日の施術、サービス内容と改善状況を説明する
・自宅でできるセルフケア方法を提案する
・次回までの生活上の注意点をアドバイスする

特に、初回カウンセリングには十分な時間を確保し、顧客との信頼関係構築に努めることが重要です。

治療計画を明確に提示する

段階的な目標設定と具体的な数値を示すと、顧客は自身の治療の道筋を理解しやすくなります

初回カウンセリング時には、現在の症状の状態や目標とする改善レベル、改善までに必要な期間と回数を提示しましょう。

施術やサービスごとに経過を説明するときには、可動域の数値などを用い、改善状況を定量的に示すことが重要です。

前回との比較データの提示や、写真・動画による変化の記録を活用するのもおすすめです。

また、定期的に今後の見通し共有もおこなってください。
短期目標、中期目標、長期目標を共有することが大切です。

定期的な経過確認をおこなうと、治療の効果も実感しやすくなります。

顧客に寄り添うフォローアップ体制を整える

顧客との継続的な関係を築くためには、施術・サービス提供後のフォローアップが欠かせません

具体的には、以下のような取り組みが効果的です。

  • 施術・サービス提供後のコミュニケーション
  • データに基づくフォロー体制
  • リマインド施策の実施

施術・サービス提供後には、症状の変化を確認する電話やメッセージ送信を活用しましょう。

次回の来院時期をアドバイスしたり、自宅でできるセルフケア方法を説明したりするのもおすすめです。

また、症状の改善記録をカルテで管理し、来院ごとの変化を把握しておくと、より適切なプランの提案が可能になります。

顧客の来院忘れの予防策として、予約日の3日前や前日にリマインド通知するのもおすすめです。
これらは、顧客管理システムの導入により、対応しやすくなります。

誕生月や記念日にメッセージを送付する、体調管理に役立つ情報を配信するなどの方法もおこなえるでしょう。
詳しくは、以下の記事も参考にしてください。

整体院(整骨院)の顧客管理方法は?システム導入のメリットを解説

顧客の症状や生活スタイルに合わせた丁寧なフォローアップをおこなえると、信頼関係が深まり、継続的な来院につながります。

整体院や整骨院のリピート率を改善する方法については、以下の記事でも詳しく解説しています。

整体院(整骨院)リピート率の改善方法7選!リピートしない理由も解説

整体院(整骨院)のリピーターが増えないときは、理由にアプローチしよう

整体院(整骨院)のリピーターが増えないときは、理由にアプローチしよう

整体院や整骨院のリピーターが増えない理由には、効果の「見える化」が不足している、顧客とのコミュニケーションギャップが生じている、治療プランが不明確である、価格と価値のミスマッチが生じているなどがあげられます。

効果的な改善策を講じるためには、これらの理由を正しく把握し、顧客心理も踏まえてアプローチすることが大切です。

売上を最大化するためには、新規顧客をリピーターにつなげ、お得意様に育てる「お客様育成フロー」を正しくおこなっていかなければなりません。

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また、整体院や整骨院の売上を上げる方法について解説した記事もありますので、あわせてご覧ください。

整体院(整骨院)の売上の上げ方は?売上アップにつながった成功事例も紹介

コラム - 整体院(整骨院)のリピーターが増えない理由とは?改善策も紹介
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