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CMSとは?導入するメリット・デメリット、おすすめツールまでわかりやすく解説

2022年9月5日

企業のホームページなどを効率良く制作する際には、CMSの導入が効果的と言われています。しかし、「CMSとは何なのか?」「導入しても、どれほどのメリットがあるのか?」と疑問がある方も多いでしょう。

そこで本記事では、CMSとは何か、導入するメリット・デメリットやおすすめのCMSツールまでわかりやすく解説します。

CMSとは?

CMSとは「コンテンツマネジメントシステム」の略で、ホームページを効率良く制作できるツールを指します。CMSを使えばHTMLやCSS、PHPなどのプログラミング言語の知識などは不要で、初心者でも手早くホームページの制作や管理、運営ができます。

具体的にどのようなものなのかをご説明しましょう。

CMSの仕組み

CMSは、ホームページに使う画像やテキストデータ、ヘッダーなどのテンプレートデータを管理しています。ホームページを作成する際に自動的にそれらのデータを使えるので、自分でデータを管理する必要がありません。

また、HTMLやPHPなどのプログラミング言語を使わなくても、CMSが自動的にプログラムを生成してくれるので初心者でもホームページを制作できます。

CMSを導入しているサイト・していないサイトの違いは?

CMSを導入しない場合、HTMLなどのプログラミング言語を駆使してホームページに使う画像やヘッダー、テキストなどをすべて自分で管理する必要があります。また、全ページを一ページずつ制作するので、ヘッダーや見出しの装飾、フォントや形式などがバラバラになりやすいです。

しかし、CMSを導入すればプログラミング言語の知識は不要であり、ホームページを一元的に管理できますのでデータを管理する手間もかかりません。CMSがあれば、容易に美しく高機能なホームページを制作できるでしょう。

ホームページ制作でCMSを導入するメリット

CMSを導入すると、以下のメリットを得られます。

専門知識がなくてもかんたんに更新できる

ホームページを制作するには、HTMLやCSS、PHPなどのプログラミング言語の知識とスキルが必須です。しかし、CMSを使えば知識がなくても、アイテムや装飾などを選んで構成するだけでかんたんにホームページを制作・更新できます。

ホームページの運用にかかる手間・コストを削減できる

CMSを使えば、ホームページに使う画像やヘッダー、テキストデータなどの情報を一元管理でき、更新もスピーディーにできます。テンプレートを呼び出してページを作れるので、一から作成する手間もかかりません。

また、複数の担当者が管理しやすいように管理者権限を設定する機能もあり、分業できるので効率良くホームページ制作や管理ができるでしょう。

スマホ・PCなどさまざまなデバイスに対応できる

スマホ用のホームページとPC用のホームページは、画面の表示方法や仕様が異なります。そのため、CMSを使わない場合、それぞれのページを個別に作成しなければなりません。

しかし、CMSを使えば自動的にスマホ用とPC用のページを生成できるので、非常に便利です。

SNSと連携しやすい

SNSと連携すると、FacebookやTwitter、Instagramなどにワンクリックでホームページの内容をシェアできます。CMSを使えばSNS連携がかんたんにでき、シェアしやすいデザインにすることも可能です。

SNS連携を利用すればホームページの集客効果が高まるので、ニーズが高い機能です

ホームページ制作でCMSを導入するデメリット

CMSを導入すると多くのメリットが得られますが、その反面デメリットもあります。

ただ、以下でご説明するように導入する初期段階で多少手間がかかる程度なので、あまり気にする必要はないでしょう。導入する前にデメリットを確認して、対策を講じておくことが重要です。

セキュリティのリスクがある

CMSのIDやパスワードが流出すると、外部から不正にアクセスされて勝手に書き換えられてしまったり、情報が流出したりするリスクがあります。

対策としては、二段階認証やベーシック認証などを導入してセキュリティレベルを上げておくことを強くおすすめします。また、パスワードを定期的に変更する、管理者を限定する、編集権限を持つ担当者IDを厳重に管理するなどの対策も有効です。

操作方法を覚える必要がある

CMSを導入する場合、CMSの操作方法を覚える必要があります。しかし、WordやExcelなどの操作方法を覚えるのと同程度の難易度なので、そこまで難しくはありません。HTMLやCSSなどのプログラミング言語を新たに覚えるよりは、はるかに容易です。

移行作業が煩雑になる場合がある

もともとCMSを使わずにホームページを管理していた場合、データの移行作業が発生します。しかし、これから長期的にホームページを運用していくならば、初期の移行作業の手間がかかったとしても今後の手間が減るメリットの方が上回るでしょう。

CMSには3種類ある!どのタイプがおすすめ?

CMSは以下の3種類のタイプに分けられます。それぞれのタイプの特徴と、どのようなホームページを制作する場合におすすめなのかをご紹介していきましょう。

オープンソース型CMS

オープンソース型CMSとは、プログラムのソースコードが公開されているタイプです。ライセンス料金がかからないので、安価で利用できるのが最大のメリットです。具体的には、WordPressやDrupalなどがあります。

ただ、オープンソースなのでセキュリティの脆弱性の問題が生じやすく、大量のページがあるサイトに対応しきれない可能性もあります。コストを下げたい場合や小規模のホームページを制作する場合に適しています。

パッケージ型CMS

ベンダーが提供しているパッケージ型CMSはライセンス料が発生しますが、セキュリティ面で安心であり、さらにサポートを受けられる場合もあります。具体的には、Sitecore、Adobe Experience Manageなどがあります。

ある程度の規模があるホームページを制作する際に適しています。

フルスクラッチ型CMS

それぞれのホームページに合わせて独自にカスタマイズして開発されるCMSです。コストが高く導入までに時間がかかりますが、セキュリティは万全で大規模ホームページの制作や長期的な運用に適しています。

おすすめのCMSツール5選

具体的におすすめのCMSツールを5つご紹介します。

WordPress

世界でもっとも使われているオープンソースCMSであり、Web上の43%のサイトが使っています。機能が豊富でありかつ無料で使えて、利用者が多いためネットでノウハウや情報を調べられるメリットもあります。

小規模な企業のホームページや個人のホームページなどに適しています。

Movable Type

月額費用5,000円で利用でき、セキュリティ面やサーバー管理の面で優れたCMSです。セキュリティ面に力を入れたい大手企業でよく使われており、国内導入実績は5万サイト以上です。

NOREN

国内でトップクラスの導入実績がある大規模ホームページ向けのCMSです。低予算のプランでも総予算が1,000万円~と大手企業向けですが、サポート体制が充実しています。

Drupal

無料で使えるCMSで、世界の100万以上のサイトで導入実績があります。検索エンジンにヒットしやすいようにSEO対策に最適な構造になる機能などがあり、中規模から大規模企業のホームページで利用されています。

WiX

無料で始められるCMSで、機能やサポート内容に応じて月額500円~3,800円のプランも用意されています。あまり更新頻度が高くないホームページの制作に適しています。

まとめ

本記事では、CMSとは何か、導入するメリット・デメリットやおすすめのCMSツールについて解説しました。CMSの導入は、ホームページの制作や更新を行うために必須であるといえるでしょう。

しかし、どのCMSを選べば良いかわからない、そもそもホームページの管理が大変という方も多いかもしれません。その場合は、ホームページ制作会社に依頼することをおすすめします。ホームページ制作の際には、株式会社プラスト(https://www.plust.jp/web-service/)をぜひご利用ください。

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