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【独立】パーソナルジムを開業する時の流れ7ステップ!必要な費用や資金も徹底解説

2025年2月17日

「パーソナルジムを開業したいけれど、何から始めたらいいのかわからない」と、悩んでいませんか?開業には物件選びや資金調達、設備投資など、クリアすべき課題が多いです。準備不足のまま開業してしまうと、経営がうまくいかない可能性があるため、しっかりとした計画が必要です。

しかし、正しい開業手順をどのように踏めば、安定した経営を実現するのかわからない方が多いでしょう。そこで本記事では、パーソナルジム開業の流れを7つのステップに分けて詳しく解説します。また、開業時の費用や資金も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

パーソナルジム開業で必要となる初期費用・運転資金

パーソナルジムを開業する際、開業する前に必要な費用を「初期費用(イニシャルコスト)」、開業してからの必要な資金を「運転資金(ランニングコスト)」と言います。初期費用と運転資金で欠かせない項目は、以下のとおりです。

項目平均費用
初期費用・内装費
・物件取得費(敷金・礼金など)
・マシンや器具費
・集客準備費用
→約350~630万円
→家賃の6ヶ月分
→1台あたり約50~150万円
→約30~50万円
運転資金・家賃
・光熱費
・トレーニング機器のメンテナンス費
・広告・宣伝費
・保険料
・給与
・消耗品費
・新しいマシンの導入
毎月約70~80万円

上記の平均費用は、あくまで目安になります。内装費には壁やクロス貼り、電気や空調の工事などあらゆる費用が重なるため高額です。しかし内装費を抑えるためには、できるだけそのまま活用できる物件を探すことで解決できるでしょう。

パーソナルジムを開業する流れ7ステップ

パーソナルジム開業の流れを以下7ステップで解説します。

  1. 物件探し
  2. マシンや器具決め
  3. 資金調達
  4. 物件の契約
  5. 開業届を税務署に提出
  6. 料金や運営システムを決定
  7. 顧客集め

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.物件探し

パーソナルジムを開業する際は、物件選びが非常に大切です。適切な物件選びは、集客力や運営効率が大きく関係してきます。物件を選ぶ際は、以下の項目を確認しましょう。

  • アクセス状況
  • ジムの広さ
  • 家賃
  • 天井の高さ
  • 荷重
  • 防音対策
  • 階数

とくに、床の耐荷重と防音対策可能な物件を重視する必要があります。このように、総合的に考慮して、自社の希望条件に合う物件選びをしましょう。

2.マシンや器具決め

物件探し後は、マシンや器具の選定は大切です。ターゲット層やコンセプトに合わせて適切な設備を整えることで、顧客満足度を高められます。また、安全にトレーニングを行える環境を提供できます。

たとえば、初心者向けのジムでは、使いやすく安全性の高いマシンを選ぶことが大切です。一方、上級者向けのジムでは、より高度なトレーニングができる設備を導入する必要があります。

したがって、ジムの目的やターゲット層に応じた設備を整えることで、顧客の満足度に大きく影響するでしょう。

3.資金調達

マシンや器具が決まったら、資金調達が必要です。資金調達とは、物件の賃借や内装工事などに必要な資金を言います。十分な資金がなければ、必要な設備や人材を確保することができません。そのため、事前に必要な資金を計算し、調達方法を明確にすることが重要です。具体的な資金調達は、以下の方法があります。

  • 日本政策金融公庫から融資を受ける
  • 自治体の補助金を活用する(創業助成金)
  • フランチャイズに加盟する
  • 自己資金を準備する

日本政策金融公庫から融資を受ける場合は「事業計画書」が必要です。事業計画書とは、ビジネスの全体像や計画を記載したものであり、融資を受ける判断材料になります。したがって、自分に合った調達方法を選び、必要な資金を確保しましょう。

4.物件の契約

資金調達後は、物件契約が重要です。適切な物件が決定したら契約手続きを交わします。物件の契約の際は、耐荷重や防音についてはもちろん「保証金の償却」があるか確認しましょう

保証金の償却とは、物件の契約時に支払った保証金の一部を、契約終了時に返却しない制度です。基本的に、契約終了時や移転時に条件を満たしていれば保証金は返還されます。しかし、保証金の償却は、物件の補修やクリーニングに使われるため、返還されません。したがって、しっかり契約書を確認したうえで契約を交わしましょう。

5.開業届を税務署に提出

物件契約後は、開業届を税務署に提出することが必要です。開業届は、税務署に事業を開始することを伝えるための重要な手続きです。

具体的な提出方法としては、税務署に行き、「個人事業の開業・廃業等届出書」を提出します。また、オンラインでの提出も可能です。事業を開始してから1ヶ月以内に提出することが義務となっているため、開業計画を立てたら早めに手続きを行いましょう。

開業届の提出は、正式に事業を始めるために必要不可欠です。

6.料金や運営システムを決定

開業届を提出後、料金や運営システムの決定をしましょう。料金やシステム決めは、ジムの経営に直接影響を与えるため、事前にしっかりと考慮する必要があります。

まずは市場調査を行い、ターゲット顧客層に合わせた料金を設定することが求められます。具体的には、月額制や回数券、個別セッションなど、複数の料金プランから選択するといいでしょう。

次に、ジムの運営がスムーズに行えるよう、予約管理や支払いシステムの導入が必要です。オンライン予約や決済が主流となっているため、顧客の利便性を高め、運営側も効率的に予約を管理できます。

したがって、料金や運営システムを決める際は、市場調査を怠らず慎重に検討することが大切です。

7.顧客集め

料金や運営システム決定後、顧客を集めましょう。集客をするためには、ターゲット層を明確にして、ニーズに合わせたサービスを提供することが必要です。

具体的には、InstagramやTikTokなどのSNSや、オンライン広告、チラシなどの活用になります。SNSではジムの魅力を発信し、オンライン広告やチラシなどでは、地域に特化したターゲティングを行うことが有効です。たとえば、若年層をターゲットにするのであればInstagramでジムのトレーニングメニューを公開したり、特定のダイエットや筋トレメニューに関連する投稿をすることでフォロワーとの接点を増やせます。また、Webサイトや予約サイトの設備も同時に進めることも重要です。

したがって、顧客を集めるにはターゲット層を明確にして、ニーズに合ったマーケティング方法を活用しましょう。

パーソナルジム開業時の5つの注意点

パーソナルジムを開業する際は、以下5つの注意点に気を付けなければいけません。

  1. ターゲット層やコンセプトを具体的に決める
  2. ライバル店にない強みで差別化する
  3. 小さい規模から始める
  4. ターゲットに合った効果的な集客方法を選ぶ
  5. 地域の料金相場をリサーチして大手と競わない

それぞれ詳しく解説していきます。

1.ターゲット層やコンセプトを具体的に決める

開業時は、ターゲット層やコンセプトを具体的に決めましょう。ターゲット層を明確にすることで、ジムの方向性が定まり、集客がスムーズに進みます

具体的には、顧客層をダイエットを重視する層、または筋力アップを求める層などを決めることで、必要となる設備やトレーニング内容が異なります。そのため、ジムの規模や施設の設備、提供するプランなどが決めやすくなるでしょう。

したがって、ターゲット層やコンセプトを具体的にすることで、マーケティング戦略を立てやすくなり、顧客のニーズに応えたサービスが提供できます。

2.ライバル店にない強みで差別化する

開業時は、ライバル店にない強みで差別化することが大切です。差別化することで、顧客の選択肢の中で選ばれやすくなります。具体的には、独自のサービスや特徴を提供したり、顧客層に合わせた柔軟なプランや特定のニーズに特化したジムを運営したりすることです。

たとえば、高齢者向けの健康維持を重視したプランや、特定のスポーツに特化したトレーニングメニューを検討することで、差別化できます。

したがって、ライバル店にない強みで差別化を図ることは、顧客にとって魅力的なジムとなり、集客やリピーターの獲得に繋がります

3.小さい規模から始める

開業する際は、小さい規模から始めましょう。初めてパーソナルジムを経営するのであれば、初期投資を抑えることが大切です。無理に大きな規模のパーソナルジムを経営してしまうと、高リスクです。

たとえば、マンションの一室を利用することで、家賃や内装費を節約できます。したがって、小規模から経営することで初期投資や運転資金などのリスクを最低限に抑えることが可能でしょう。

4.ターゲットに合った効果的な集客の方法を選ぶ

開業後は、ターゲットに合った効果的な集客方法を選びましょう。ターゲットに合った集客戦略を練ることで、ジムの認知度を高め、顧客を効率的に引き寄せられます

具体的な集客方法は、以下のとおりです。

  • SNS
  • Googleマップ
  • ホームページやブログ
  • 口コミ

たとえば、若年層をターゲットにする場合は、InstagramやX(旧Twitter)などのSNSを活用した情報発信が効果的です。したがって、ターゲットに合った方法で効率的に集客しましょう。

5.地域の料金相場をリサーチして大手と競わない

パーソナルジムの料金は、地域の相場をリサーチし、大手と競合しない料金設定が重要です。料金が高すぎたり、低すぎたりすると顧客が集まらなかったり、経営が継続できなくなったりしてしまいます。大手のジムは、資本金があるため、個人経営のパーソナルジムには難しい価格帯の場合があります。

そのため、地域の料金相場を理解することで、平均的な価格帯が把握でき、安定的な経営が望めるでしょう。

計画的に準備してパーソナルジムを開業しよう

今回は、パーソナルジム開業の流れと開業時に必要な費用や資金、注意点を解説してきました。

パーソナルジムを開業する際は、入念に計画を立て準備をし、行動することが大切です。「なんとかなるだろう」と、簡単な考えでは大きなリスクを背負うことになるでしょう。

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